ひとりごとつらつらと

にのとOTといのお

娘と私とアイドルと

ひとりっ子の娘。

私自身が姉妹なので、姉だから妹だからとそういう名称がつくように育ったことがとても嫌で、勝手にひとりっ子に育てることにした。

まあ、ひとりっ子に育てた理由はもうひとつあるが、私の身体の問題なのでそこはお察しを。

 

小さい頃はひとりっ子だからと、世間一般のひとりっ子の特徴をみんなが当てはめてくるのでそこはひとりっ子でも関係ないと、軽くかわせるつもりでいたけれど、実際これがいちばん大変だった。

 

ひとりっ子のイメージは甘えん坊、わがまま、マイペース。イメージはあくまでイメージなので当てはまる所もあれば、そうでないことも多い。

 

何よりも疲れ果てたことは、近所の大人(主に女性)に2人目はまだなの?ひとりっ子はかわいそうよ、と挨拶のように話しかけてられたこと。かわいそうって何?もうこれしか頭に入ってこなくて、毎回声をかけられるたびにキレそうになっていた。

しかしこれも怖いもので慣れていくと「そうですねー、2人目はまだなんですー、あはは」なんて笑顔で返事したりできるようになってた。

 

公園で毎日のように娘に付き合って遊びたおし、やりたいと言ったことはやらせてきた。

 

友達同士で遊ぶ時もリードする立場になっていることが多くて、それにより問題も起こしてきた。担任の先生が、この程度の問題ならよくある事なので、学校できちんと解決させます、と家では教えてあげられなかった子供同士の問題も学校で沢山教えてもらえた。とてもいい経験をさせてもらった。

 

大人ばかりの家族の中では、子供同士の会話や問題はどうすることもできないので、きちんと学校に通ってくれて本当に助かった。

 

昔は弟とか姉が欲しかったけど、ひとりっ子でよかったと思ってるとなにげなく言ってきたときは、本当にびっくりしたし嬉しかった。

しかし、これには裏があって兄弟がいると何かと分けないといけない事があるのに、ひとりっ子だと分けなくていいし、独り占めできる、という理由があるらしい。ま、そんなもんだよね。

 

 

 

最近は娘と共にジャニーズにはまり、雑誌やテレビ番組、DVDをみてはカッコいいだの無理だのとキャーキャー騒いでいた。ふと、こんなこと一緒にできるおかんっておかしくない?などど娘が言ってくるもんだからどういうこと?と聞き返してみた。友達のお母さん達は子供と同じ趣味を持っていることはないらしい。

 

来年は、コンサートが宮城県であったら、旅行も兼ねておかんと行きたいわー、と娘が言うもんだから喜んでそれに付き合うつもりである。

 

娘が私を誘ってくれるのもきっとあと僅か。楽しくすごしてやろうじゃないか。

 

 

春から無事にJKになる娘にやっと胸を撫で下ろした今日この頃。

冬の始まりには嵐にも会える。いい年になりそうだ。